FP安藤宏和の原点②

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの安藤です。

前回に続いて、僕の原点を綴っておきます。

安藤宏和の生い立ち(続き)

高校時代

中高一貫だったため高校はそのまま鎌倉学園に入学。

前回綴った通り中学まで無気力な少年でしたが、高校に入って1つの転機を迎えました。

それが、マクドナルドでのアルバイトです。

当時僕は「なんとなくこのままじゃヤバイ」と考え、1科目だけは頑張ろう!と国語だけ勉強したり、ダイエットを試みて毎日体重と食事&運動歴を記録するなど、少しずつ自発的に目標を立ててアクションを起こすようになりました。

結果、国語は学年1位をとることができ、ダイエットも多少の成果が出ました。(けっこうすぐにリバウンドしましたが…)

そんなプチ目標達成で僅かな自信をつけたタイミングで、家の近く(といっても3kmくらい)にマクドナルドが新規オープンし、オープニングスタッフを募集しているというチラシが。

なぜか覚えていませんが、僕は猛烈に惹かれました。

多少自信をつけたタイミングだったこともあるかもしれません。珍しく絶対やりたい!と思ったのを覚えています。

単に食が好きというものありましたが、おそらく鎌学での「チビ・デブ・勉強&スポーツできない」という評価をガラッと変えられる、違うコミュニティで活躍したいと考えたのだと思います。(↑ほど酷評されていたか不明でしたが、僕自身は相当な劣等感を持っていました)

当時鎌学では特段の事情がない限りアルバイトは認められていなかったので、ダマでいくしかありません。

流石に親には隠し通すのは不可能なのでダメ元で言ってみると、なんとあっさりOKが出ました。

「遅刻とか無断欠勤は絶対にするな」と言われただけです。

いま考えると、厳しかった父がお金を稼ぐ目的なら認めるとは考えられず、僕が自発的に新しいことにチャレンジする意欲を買ったのだと思います。

1年生の冬にアルバイトが始まると、僕は全力で打ち込みました。

店内でハンバーガーの肉を焼いたり包んだり、ポテトを揚げる仕事がメイン。

僕にとってはめちゃくちゃ楽しく、無事にピークタイムを乗り越えられた時などに「安藤くんのお陰で回ったよ」と褒めらたり、これまでの人生で味わったことのないほどやりがいを感じました。

アルバイトの等級もどんどん上がっていくし、AJCCというマクドナルドのクルー(従業員)が技術を競う大会に店舗代表で出場したりもしました。

この経験が、僕の仕事の原点だと思います。

「新しいことに真剣に取り組めば、成長できる」

「仕事で成果を出せば、喜んでくれる、必要としてくれる人がいる」

今まで何をやってもダメだった自分が、少なくとも仕事の世界では一定の評価を得ることができたと感じ、「俺はやれば出来る」という感覚を身に付けました。

この感覚がその後マイナスに作用することもありましたが、僕にとっては大きな転換点でした。

2年生の春以降は、部活や勉強との両立に悩みました。

特に部活に打ち込む姿勢が良くなかったためか、同学年のみんなからハブられたこともあります。(1年くらいだったので辛かったです…)

なので2年の秋くらいで一旦退職し、部活と受験勉強にシフトしました。

中途半端になるのはいけないという教訓も得ましたし、学びの多い3年間でした。

大学時代

高校では普通の受験を諦め、途中から虎視眈々と狙っていた指定校推薦を選択。

成蹊大学法学部に入学しました。

親は自分の学歴に劣等感があったらしく、もっと高い偏差値の大学を狙ってほしかったようで…

相当な反対にあいましたが、僕はほとんど迷わず指定校推薦を選びました。

浪人するリスクをとりたくない、というかチャレンジしてダメだった時の劣等感を味わいたくない、という「逃げの選択」だったことを明確に覚えています。

成蹊大学に入ったこと自体は後悔していませんが、そういう決定を下した自分の姿勢を後悔しています。

体育会の軟式庭球部に入部

さて、成蹊では体育会のソフトテニス部(軟式庭球部)に入り、ガッツリ打ち込みました。同級生や先輩に恵まれて楽しかったですし、コーチのお陰で高校時代よりはだいぶ上達しましたが、いろいろ限界を感じて2年の秋には退部しました。

これも「1つのことをやり抜けなかった」という後悔は若干あります。

しかし、OBの方はほとんどが会社員だったし、「このまま最後までいくとああなるのか」と将来を描けなくなってしまったのだと思います。

スターバックスでアルバイト

体育会を辞めたあたりから、過去に何でも無気力だったのがウソのように、やると決めたらとことんやる「ストイックモード」に火が付き始めました。(一部のことだけですが)

その一つがアルバイトです。

体育会にいた時から姉の紹介で入ったスターバックスでアルバイトをしていましたが、退部後はそれまで以上にのめり込みました。

SSVというマネジメント職もやらせていただいたので、「飲食ビジネス」の大枠をつかめたのは大きいです。

コミュニケーションスキルの素地ができたと思います。

期間限定スウィーツの販売記録を打ち立てたり、接客についてかなり自信をつけました。

暗黒の(?)ダイエット

また、この時期にハードなダイエットに調整。

炭水化物オフと毎日のランニング&筋トレで、めちゃくちゃ追い込むやり方です(汗)

結果として、69kg→53kgという大減量に成功しました。

成功したのは良いのですが、代償も大きく。。。30分に一度トイレに行きたくなる過度の頻尿に見舞われ、医者に行ったら「ストレスが原因で、自律神経失調症に近い状態」と診断されました。

過去に何度も経験したリバウンドへの恐怖から、「今日食べちゃったから明日はダイエットデーにしなきゃ」「ランニングしに行かなきゃ」という衝動に常に駆られており、

いわゆる“強迫性障害”というメンタル疾患の状態だったのだと思います。

今でもそういう気質は残っており、ストイックであることのリスクって本当に怖いです。

ダイエットによるダメージもありましたが、「俺はやればできる!」という自信を得たのも事実。

良い経験になりました。

就職活動

そして大学生最後は就職活動。

元々父親が自営業なので会社員になるイメージはあまりなかった気もしますが、周りは終活頑張っているし、新卒の身分は今だけだからとにかくやってみるか!と安易な気持ちでスタートしたものの、

これもストイックに取り組みました。

自己分析もかなりしましたね(笑)

第一志望業界のディベロッパーはダメでしたが、第二志望業界の損害保険では無事に内定をゲット!

ご縁あって三井住友海上火災保険に入社を決めました。

これもかなり自信になったと思います。

 

そんなこんなで、大学時代でようやく「自信」というものを身に付けました。

それが後の社会人ステージで、良い面としても悪い面としても出てくることになるとは、当時全く気付きませんでしたが。

次回、社会人編に続きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

安藤

投稿者プロフィール

安藤 宏和
安藤 宏和
「金融教育」と「資産形成カウンセリング」が専門の独立系FP。セミナー講師実績が豊富で、登壇回数はのべ400回以上、受講者はのべ5000人を超える。日本人の金融リテラシー向上と、iDeCo・企業型DC・NISA等を活用した資産形成への貢献をミッションに掲げる。趣味はお酒とB級グルメ。

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