FP安藤宏和の原点③

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの安藤です。

僕の原点の続きですが、今回から社会人編。

いよいよ、なぜ僕が今のFPビジネスをやっているのかという話に入っていきます。

会社員時代(前編)

三井住友海上に入社

無事に就活を終えた後は、短期語学留学をするなど大学4年生ライフをエンジョイし、2008年4月から三井住友海上火災保険に入社しました。

最初の3か月間はみっちりの座学と「営業部門」「保険金お支払い部門」でそれぞれ2週間ずつの現場研修です。

現場研修以外の約2か月間は、小田急玉川学園前にある研修所にほぼ缶詰。

僕は母方の実家が蒲田だったのですが、ギリギリ通えるよねということで少数派の「通い組」にされました^^;

全国様々な地域の出身者が一堂に会するので、宿泊施設付きの研修所で泊まり込みをする「泊り組」の方が多数派。寝食を共にするのは羨ましく思えましたね~

この間、そつなく研修をこなしていたものの、まだ残業も土日出勤もなく余裕があったため、社会人として知見を深めようとネットで検索していろいろセミナーを受けてみました。

投資セミナーを受けてみたら、テクニカル分析を駆使してFXで儲けようという話だったり、

自由を手に入れよう!的なセミナーを受けてみたら、ネットワークビジネス(MLM)だったり…

世間知らずの若造でしたので、ちょっと影響を受けちゃいましたね。

特に、元々会社員でずっといくつもりはなかったのもあり、ネットワークビジネスは面白そう!夢がある!と感じました。

とりあえず商品を買ってみて、1年ほどはいくつかの会社のチームと少しだけ関わりましたが、結局どうもしっくりこなくてビジネス(代理店)としては本格始動せず。

社会人2年目になった頃に「ビジネスとして稼働していなくても、気持ちの部分で本業の邪魔をしているな」と思い、スパッと関係を断ちました。

名古屋自動車営業部に配属

少し話がそれましたが、三井住友海上での社会人生活に戻します。

研修終了と同時に、名古屋自動車営業第2部第1課への配属が決まりました。

僕は神奈川県横浜市育ち、両親は東京都目黒区・大田区育ち、祖父母も東京都と千葉県というルーツなので、名古屋はおろか東海地方には縁もゆかりもありません。

一度、高校生くらいの時に旅行で途中下車して味噌カツ弁当を食べたっけ?というくらいです(笑)

「結婚式が派手=見栄っ張り」みたいなイメージだけ持ちつつ、ややビビりながらもワクワク感を持って名古屋の地に降り立ちました。

ここで悲劇(?)だったのが、住居が寮になってしまったこと。

もちろん女人禁制の男子寮です^^;

詳細は次回以降で記しますが、僕は「個」を極めて重視するタイプだったので、常に同期や先輩が近くにいるのかと思うと、かなりストレスでした。

まあそんな理由で住居を借り上げ社宅に変えてくれるはずもなく、どっぷり三井住友海上ライフに浸かることになります。

代理店営業(間接営業)に従事

自動車営業部では、主にディーラー代理店さんを担当させていただく「代理店営業」に従事しました。

ディーラーは自動車を販売するのがメイン事業ですが、同時に自動車保険も販売します。

それを販売する上でのサポートや指導・管理をさせていただく仕事ですね。

そもそも僕が損害保険会社を就活で志したのは、この代理店営業をやってみたかったから。

マックとスタバで直接お客様に商品を販売する「BtoC」ビジネスには慣れていた(というか勝手に「ちょろい」と勘違いしていた)ため、自分より年上の営業マンや保険代理店オーナーを相手にする「BtoB」の間接営業で、自分のスキルアップを目指そうと思ったわけです。

それぞれの営業担当に振り分けれれる拠点(ディーラーの支店)があるのですが、とりあえずは課(チーム)として取引の少ないところを与えられ、営業活動がスタート。

最初は特にノルマも課せられることなく、自動車保険の知識からビジネスマナー、信頼関係の育み方までじっくり「ゆとり」気味に指導されていきました。

課長から一番近い歳の先輩まで関西人に囲まれながらでしたが、最初は優しかったな~と思います(笑)

しかし、社会人2年目になった頃から与えられる拠点も増え、自動車保険だけでなく生命保険のノルマも課せられるように。

損害保険なのに生命保険?と思われるかもしれませんが、当時は既に規制緩和により損保が生保の子会社を作ることもその逆もOKになっていました。

なので、当時の「三井住友海上きらめき生命」を販売する(間接営業なので正確には「販売してもらう」)ノルマも当然のように課せられたのです。

最初ニコニコしていた関西人の課長からも段々と圧力をかけられるようになり、それまでの人生で経験したことのないプレッシャーを感じるようになりました。

来る日も来る日も「どうやったら契約がとれるか」を考えましたが、状況を一向に好転せず。

代理店営業は間接営業なので、ディーラーの拠点長と日ごろの信頼関係が出来ていなかったり、そもそもお客様にその保険を提案する営業マンにとってのメリットを肚落ちさせることができていなければ、契約がとれるはずもありません。

本当に、面白いくらい全くと言って良いほど成果がでませんでした。

なぜ、これほどダメダメの損保マンだったのか?

後から気付いたことなのですが、僕には「目標を達成する」ための行動・思考として、重大な欠陥があったのです。

次回へ続く…

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

安藤

投稿者プロフィール

安藤 宏和
安藤 宏和
「金融教育」と「資産形成カウンセリング」が専門の独立系FP。セミナー講師実績が豊富で、登壇回数はのべ400回以上、受講者はのべ5000人を超える。日本人の金融リテラシー向上と、iDeCo・企業型DC・NISA等を活用した資産形成への貢献をミッションに掲げる。趣味はお酒とB級グルメ。

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